しかしながら都市間を移動する際のルートの関係上、滞在都市はある程度事前に決めておいた方が旅程を作る際にスムーズに話が進みます。そうは言っても、どのルートでまわったら効率が良いかどうかの判断は難しいところですよね。この記事では一般的なモデルプランをご紹介。滞在したい都市に行くには、どのように移動して行けば良いのか?などご参考下さい。
短い日数で観光のハイライトを巡る
『ブータンの観光の見所だけをなるべく短期間でまわりたい』という方には、3泊4日の3都市周遊がおすすめです。プナカ・ティンプー・パロの3都市を効率良くまわります。日本からの出発で、同日乗継をした場合、計6日間の旅程になります。
ブータン旅行は公定料金が定められており、長期滞在すると意外と高くついてしまうのがネック。
なるべく安く、でも観光の要所は抑えておきたい方は2泊3日または3泊4日で効率良く観光をしましょう。
1日目 |
バンコクからドゥルックエアーでパロへ 専用車でプナカへ(約4時間) 標高3,150mのドチュ・ラ峠にてフォトストップ あぜ道を30分歩いてチミ・ラカンへ 見学後、プナカ・ゾンへ プナカ泊 |
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2日目 |
ホテルで朝食後、専用車でティンプーへ(約3時間) ティンプー市内を観光 メモリアルチョルテン/ドゥプトプ尼僧院/タシチョ・ゾン など ティンプー泊 |
3日目 |
ホテルで朝食後、専用車でパロへ(約1時間15分) タクツァン僧院ハイキング ハイキング後、キチュ・ラカンへ パロ泊 |
4日目 |
ホテルで朝食後、パロ観光または市内散策へ その後、パロ空港へ ドゥルックエアーでパロからバンコクへ |
ポプジカ谷でブータンの自然と共生する
旅行期間に余裕がある方は、少し足を伸ばして手つかずの自然が残る谷、ポプジカまで行くのはいかがでしょうか。『ネイチャー・トレイル』では、ポプジカの豊かな自然を眺めながら、なだらかな小道の散策を楽しむことができます。
ポプジカは、毎年11月~3月にオグロヅルが飛来する谷。以前村に電線をはる計画があがった際、オグロヅルの安全を考慮して電線の建設を拒否したことで有名になりました。
自然と共生しているポプジカに一泊することで、暮らしについて考えるきっかけとなるのではないでしょうか。
1日目 |
バンコクからドゥルックエアーでパロへ 専用車でティンプーへ(約1時間15分) ティンプー市内を観光 メモリアルチョルテン/ドゥプトプ尼僧院/タシチョ・ゾン など ティンプー泊 |
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2日目 |
ホテルで朝食後、専用車でポプジカへ(約5時間15分) ガンテ・ゴンパを見学 ネイチャートレイルを歩きます ポプジカ泊 |
3日目 |
ホテルで朝食後、専用車でプナカへ(約3時間30分) あぜ道を30分歩いてチミ・ラカンへ 見学後、プナカ・ゾンへ プナカ泊 |
4日目 |
ホテルで朝食後、専用車でパロへ タクツァン僧院ハイキング キチュ・ラカン見学 |
5日目 |
ホテルで朝食後、パロ市内散策 その後、パロ空港へ ドゥルックエアーでパロからバンコクへ |
中央ブータンのブムタンへ陸路でGO!
ブータンの古刹が集中する中央ブータン。陸路で通過する都市をじっくり見ながら行くと、旅程は長くなりますがブータンの各都市の地域色を見ることができるのでオススメです。ブムタンへの移動は長距離移動になるので、ティンプーやパロから1日で向かうのではなく、プナカやトンサで途中宿泊しながら移動した方が身体への負担も少なく、異なる地域文化を体験することができます。1日目 |
バンコクからドゥルックエアーでパロへ 専用車でプナカへ(約4時間) 標高3,150mのドチュ・ラ峠にてフォトストップ あぜ道を30分歩いてチミ・ラカンへ 見学後、プナカ・ゾンへ プナカ泊 |
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2日目 |
ホテルで朝食後、専用車でトンサへ(約5時間15分) ヨトン・ラ峠 トンサ・タワー ヤトラ織物センター ブムタンへ ブムタン泊 |
3日目 |
ホテルで朝食後、ブムタン観光 メンバル・ツォ/タムシン・ゴンパ タジュ・ラカン/コンチュスム・ゴンパ/ジャンパ・ラカン ブムタン泊 |
4日目 |
ホテルで朝食後、専用車でトンサへ(約5時間15分) トンサ・ゾン ワンデュ・ポダンを経由しプナカへ プナカ泊 |
5日目 |
ホテルで朝食後、専用車でティンプーへ(約3時間) メモリアルチョルテン/ドゥプトプ尼僧院/タシチョ・ゾン など ティンプー泊 |
6日目 |
ホテルで朝食後、専用車でパロへ タクツァン僧院ハイキング キチュ・ラカン見学 |
7日目 |
ホテルで朝食後、パロ市内散策 その後、パロ空港へ ドゥルックエアーでパロからバンコクへ |
国内線を使って時間短縮を叶える
中央ブータンへ行く場合、現地6泊7日と1週間の旅程になってしまうのがネックになることも。そんなときに使えるのが、国内線。パロ~ブムタン間を週1~2便運航しています。
国内線で移動する場合、下記のような旅程が可能です。
1日目 |
バンコクからドゥルックエアーでパロへ 専用車でティンプーへ(約1時間15分) ティンプー市内を観光 メモリアルチョルテン/ドゥプトプ尼僧院/タシチョ・ゾン など ティンプー泊 |
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2日目 |
ホテルで朝食後、空港へ 国内線でパロからブムタンへ(約30分) ブムタン観光 ブムタン泊 |
3日目 |
ホテルで朝食後、専用車でトンサを経由しプナカへ(約7時間) プナカ泊 |
4日目 |
ホテルで朝食後、専用車でパロへ(約4時間) タクツァン僧院ハイキング キチュ・ラカン見学 |
5日目 |
ホテルで朝食後、パロ市内散策 その後、パロ空港へ ドゥルックエアーでパロからバンコクへ |
しかし、国内線利用には注意が必要です。国内線の移動で一番心配なのは、飛行機が定刻通り飛ぶかということ。
雨が続くローシーズン(6-8月)や、霧が多い日などは、フライトキャンセルになることが多く、一日一便なのでフライトキャンセルになった場合陸路での移動に切り替えなければならないことも。
時間が合えばパロ到着後、すぐに同日乗継でブムタンに行くことは可能ですが、全ては天候次第。
国内線を使った旅程を組む際は、余裕をもったスケジュールを組んだ方がよいでしょう。
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