ブータンを訪れる方が期待するもの・・・それは、ブータンらしい風景ではないでしょうか。実際に首都ティンプーに行くと、近代化が進んでいることに驚かれる方も多いと思います。近代と伝統が融合されたブータンも魅力的ですが、やっぱり『ブータンに来た!』と感じられる場所にも行きたいですよね。そんな方に贈る、This is Bhutan!!が存分に感じられるエリアをご紹介します!
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【もくじ】
- 1.プナカ
- 2.ポプジカ
- 3.ブムタン
- 4.タシ・ヤンツェ
- 5.タシガン
- まとめ
1.プナカ
ブータン旅行で定番のプナカ。ティンプーに首都が移る前は、かつての首都でした。プナカはブータンの中でも標高が低く、暖かい気候が特徴です。プナカでは、4月下旬~5月にかけて世界三大花木のひとつ『ジャカランダ』が見られ、一番美しいと言われるプナカ・ゾンをより一層美しく魅せてくれます。また、パロまたはティンプーからプナカに向かう途中、標高3,150mのドチュ・ラ峠を通過します。ここでは、快晴時にヒマラヤ山脈が望め、写真を撮るのにベストな場所としても有名です。
ブータンで最も美しいゾン プナカ・ゾン

薄紫の花がプナカゾンの美しさをより一層際立てます

ドチュ・ラ峠ではヒマラヤ山脈が!
2.ポプジカ
ワンデュ・ポダンにあるポプジカは毎年オグロヅルが飛来してくる谷です。オグロヅルの安全を考慮し、村人たちによって村に電線をひくことを拒否したことで有名な村で、自然と共生するブータンの人々の暮らしを見ることが出来ます。オグロヅルの飛来シーズンは毎年11月初旬~3月中旬までとなっており、この時期はポプジカやワンデュ・ポダンのホテルが混み合います。また、ポプジカのネイチャーアクティビティも人気。『ネイチャー・トレイル』では、ポプジカの豊かな自然を眺めながら、なだらかな小道の散策を楽しむことができます。


オグロヅル



心癒されるネイチャー・トレイル
3.ブムタン
ブムタンと言う町はありませんが、チュメ・チョコル・タン・ウラと呼ばれる4つの谷の総称を『ブムタン』と言います。ブータン中央部に位置するこのブムタンでは、ブータンの古刹が集中していることから人気のエリアです。特に、伝説が残る湖『メンバル・ツォ』ではブータンの神秘的な一面を見ることができます。


ブムタンでは美しいブータンの景色に出逢えます
4.タシ・ヤンツェ
1992年にタシガンから独立して出来た比較的新しい県のタシヤンツェは、昔懐かしい雰囲気が漂う場所です。観光としてはチョルテン・コラが有名で、チョルテン・コラの横を流れる川のせせらぎを聞きながら参拝すると神聖な気持ちに。
チョルテン・コラ

川のせせらぎを聞いて心も清らかに
5.タシガン
東ブータンの中心的存在、タシガン。ブータンらしさを色濃く残すタシガンには、メラ・サクテンの遊牧民が市場として利用することもあるので、ティンプーやパロといった西ブータンとは全く違った雰囲気を感じとることができるでしょう。
タシガンの街
まとめ
ティンプーやパロを訪れると近代化が著しく進んでいるかのように思えますが、ブータンには昔ながらの風景を維持している場所もあります。東に行けば行くほど『ブータンらしさ』は濃さを増し、ブータンならではの魅力を体験すること出来ます。2泊3日や3泊4日の定番観光ももちろん良いですが、ブータンらしさを追求する長い旅程に挑戦してみるのも面白いかもしれません。