ブータンは、標高200m前後の南部インド国境地帯から7,000m以上の北部山岳地帯まで幅広い山脈を持つため、地域により気候は異なりますが、基本的には日本と同様に明確な四季を持つ国です。3-5月が春、6-8月が夏、9-11月が秋、12-2月が冬となります。それでは観光に適したシーズンとは?その理由とは?せっかく行くならベストシーズンに行きましょう!
-
【もくじ】
- お薦めするベストシーズンはスバリ!
- まだまだあるお薦めの理由
- それでもやっぱりこの季節もお薦め!
- まとめ
お薦めするベストシーズンはスバリ!
ブータン旅行にお薦めの季節は、ズバリ3-5月そして9-11月です。どの地域を旅するかによりもちろん異なりますが、一般的に観光に赴く都市ティンプー・パロなどは、この時期は気候も安定し、洋服で荷物がかさばることもあまりありません。3-5月にかけては、ブータン最大のお祭り【パロ・ツェチュ】も開催され見所満載なことに加え、見事に開花したシャクナゲで国中が彩られる様は、まさに圧巻です。
9-11月は収穫の季節。田んぼが黄色に染まり、民家ではブータン料理に欠かせない赤い唐辛子が屋根に干され、黄色と赤のコントラストに胸を打たれること間違いありません。また【パロ・ツェチュ】ほどの規模ではありませんが、各地でお祭りが開催されるので、観るものに事欠くことはありません。
まだまだあるお薦めの理由
3-5月、9-11月をお薦めする理由はまだあります。①土砂崩れによる通行止めの心配がない。
②ヒマラヤ山脈が望めるチャンス。
③フライトキャンセルの可能性が低くなる。
ブータンには四季折々の美しさがありますが、せっかくならば6-8月の雨季を避けることをおすすめします。スコール性の雨が降ることはほとんどないブータンですが、断続的に続きがちな霧雨の影響で通行止めになることも少なくありません。また、霧によるフライトキャンセルで旅程を変更せざるを得なくなる可能性もあり、同じく霧の影響でヒマラヤの眺望を諦めざるを得ない確率も高くなります。せっかく行くなら、気候の安定した3-5月・9-11月をおすすめします!

ドチュラ峠からの眺めは圧巻!
それでもやっぱりこの季節もお薦め!
とはいえ、ブータンの雨季(6-8月)も実は良いものです。ブータンの国花ブルーポピーを見ることができるのはこの季節です。また8月に入れば、日本ではなかなか口にすることのないマツタケの季節になります。国花を愛でたあとに、マツタケに舌鼓を打つ、そんな楽しみ方ができるのも雨季ならではです。
ブータンの国花 ブルーポピー
まとめ
せっかく行くなら、気候の安定した3-5月・9-11月をお薦めしますが、ブータンにはいつ訪れても素晴らしい感動をもらしてくれる豊かな自然が待っています。日常にちょっと疲れた時、幸せって何だろうとふと考えてしまった時、そんな時、ブータンの豊かな自然が答えをもたらしてくれること間違いなしです。