ブータンラボ

世界遺産登録数は0!それでも人が集うブータンの魅力とは

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ブータンの世界遺産は・・・現時点では0件。
繊細で美しい伝統様式の装飾、歴史が長い古刹など、一見世界遺産がありそうなブータンですが、意外や意外、世界遺産に登録されている寺院やゾンは現時点でありません。
しかしながら、毎年世界中から沢山の人々がブータンへやってきます。この記事では、人々は何故ブータンを目指すのか?ブータンが世界中の人を引き付ける理由とは?に迫ります。



ブータンに流れる“気”でリフレッシュ
ブータン観光のメインは、寺院やゾンの見学です。寺院に一歩足を入れるとそこは聖域。
スピリチュアルな雰囲気に包まれながらのお祈りは、心を清らかにしてくれることでしょう。
また、中央ブータンや東ブータンでは昔の日本の風景に似た景色が広がっており、少し懐かしい気分になり、ブータンの空気を吸うだけで身体の中からリフレッシュすることが出来ます。
ブータンの農家の方とお話をすると私たちとは違った人生観に触れることが出来るかもしれません。
旅を通じて新しい自分、新たな考えに触れられるのがブータン旅行の魅力の一つです。


ブータンで出逢うヒマラヤ山脈の自然
国土の72%が森林のブータンでは、美しく神秘的な高山植物に出会うことができます。
高山植物を見るためにはトレッキングをする必要がありますが、そこまでしなくても高山植物以外の豊かな自然を楽しむことが出来るのがブータンの魅力。
6-7月には国花ブルーポピー(青いケシ)のシーズンとなり、チェレ・ラ峠(約3,800m)ではハードなトレッキングなしでフラワーハイキングが出来ます。
ちなみにブルーポピーは青色だけでなく黄色や赤色も存在します。6-7月は観光としてはオフシーズンを迎えるブータンですが、フラワーハイキングがお目当ての方にはもってこいの季節となります。


独自の観光政策を体験
他の記事でも何度か紹介した通り、ブータン旅行ではガイド・ドライバーが1人ずつ付く独特な観光スタイルを提供しています。
この観光スタイルに関して、バックパッカーとして世界中を歩き回っている人とっては一見『自由に出来ないのではないか』と不便に感じられる方もいるのではないでしょうか。
しかしながら『あなたのための』、『あなただけの』ガイド・ドライバーだからこそちょっとした変更やリクエストに臨機応変に対応してくれ、ブータンという交通網が発達していない場所でも思い通りの観光を実現することが出来るのが最大の魅力です。
ブータン旅行はガチガチに決められたもの・・・といったイメージを持たれがちですが、実はその反対で、観光やレストランのチョイスなど好みに合わせてアレンジすることが出来ます。


ブータンのお祭りを観賞
ブータンのお祭りは『ツェチュ』といい、大切な宗教行事として月に1度開催される法要のことです。
8世紀にブータンに仏教を伝えたとされているパドマサンババ(グル・リンポチェ「至宝の師」と呼ばれる)の生涯、また彼が法力をもって悪霊からブータンを守った伝説を、煌びやかな衣装をまとった演者たちによって音楽にのせてマスクダンスで再現されます。
ツェチュで再現される世界観はとても神秘的で、思わず時間を忘れて見入ってしまうことも。またツェチュを見ようと普段とは少し違うゴやキラを身に纏ったブータン人を見掛けることでしょう。

ブータン人にとって、ツェチュは大切な行事です。
特に春に開催されるパロ・ツェチュでは一年に一度しか見られないという『トンドルの開帳』があり、ブータン国内から一目見ようと沢山の人々がパロ・ゾンに集まります。
トンドルが開帳されると、人々は近くで見て、触り、ご利益を受けようと長蛇の列を作ります。もちろん、観光客もトンドルを触ることができます。
トンドルの開帳を見る為には早朝出発が必須です!


懐かしい景色を求めて、ブータン旅行はいかがでしょうか
西洋化が進むティンプーやパロですが、東ブータンにはまだまだブータンらしい景色が広がっており、ブータンに暮らしたことが無い人でもどこか懐かしく感じてしまう雰囲気を感じることが出来ます。
生活の中に最新技術が反映され徐々に暮らしが便利なった反面、生活の知恵や自然との共存を意識する機会が減った今だからこそ、ブータン旅行を通じてもう一度見つめ直す機会になるのではないでしょうか。
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