ブータンラボ

雷龍が宿る国ブータン 国旗に秘められた意味とは?

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bhutan

橙色と黄色をまたぐ雷龍。
ブータンの国旗を一目見て、思わず「格好良い」と唸ってしまった方も多いのではないでしょうか。筆者も初めてブータンの国旗を見た時は、国旗に龍が宿っているなんて凝ってるなぁと感動したことを覚えています。
日本にも国旗に由来があるように、ブータンの国旗にもしっかりと意味が込められています。
ここでは、『龍の意味は?』『宝石を持っているってホント?』『色合いにはどんな意味が?』といった、国旗に秘められた意味を少しだけ紐解いてみましょう。

    【もくじ】
  • 「ブータン」が持つ意味
  • ブータンにおける「雷龍」とは
  • 国旗の雷龍の秘密
  • 国旗に秘められた意味
  • さいごに


  • 「ブータン」が持つ意味
    ブータン人は自国ブータンのことを「ドゥルック・ユル」と称します。ドゥルック=雷龍、ユル=国、つまり雷龍の国という意味です。
    これは昔からブータンがチベット語で「龍の地」と呼ばれていたことと、ブータンに伝来した仏教の一派「ドルックパ」に由来しているといわれています。
    龍の地に栄えた仏教に由来を持つ国旗、とても興味深いですね。

    ブータンにおける「雷龍」とは
    国旗にも描かれている雷龍は、チベット語でドゥルックと呼ばれ、日本でいうところの「龍」にあたります。
    ではなぜ「雷」とついているのでしょうか。ヒマラヤの東の麓に位置するブータンは雷の多い国です。このことから龍と雷が神秘的なものとして結びつき、ブータン人にとって龍といえば、すなわち雷龍なのかもしれません。信仰心が深く、神秘的な国、ブータンを象徴するに相応しいですね。
    ちなみに、ブータンの国歌のタイトルは『The Thunder Dragon Kingdom(雷龍の王国)』といいます。

    国旗の雷龍の秘密
    ここで国旗に描かれた雷龍を少し詳しく見てみましょう。
    龍の爪先が宝石を掴んでいるのがお分かりでしょうか。この宝石は富を象徴しています。
    また、龍が白く描かれているのは、純粋さと忠誠心の象徴です。「純粋さと忠誠心を持ちながら富む」というのは、現代日本においては難しいことにも思えますが、富=幸福なのだと考えると、国民総幸福量(GNH)に重きを置く国・ブータンへの理解が一歩深まるのではないでしょうか。

    国旗に秘められた意味
    今度は国旗の背景色を見ていきましょう。
    背景色の黄色は君主政治を、オレンジは仏教を象徴しています。これに上記の白の雷龍を合わせると、立憲君主制として国は運営されながら、人々は信仰心が篤く、純粋さと忠誠心を持ち合わせている、そんなブータン象が浮かんできますね。

    さいごに
    国民総幸福量(GNH)が高い、国王がとても人気がある、そういったことでも関心を集める国・ブータンですが、国旗に秘められた意味を知ることで、より興味が沸いてきたのではないでしょうか。雷龍に会いにブータンへ、そんな旅も良いかもしれませんね。
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