ブータンラボ

ブータン王国の歴史が気になる!歩みを年表にしてみました

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クエンセルポダン
GNH・国民総幸福量を重視する国として世界中から注目を集めている国・ブータン。また2016年にブータンと日本は国交30周年を迎えました。そこで、ブータンがどのような歴史を歩んできたのか、国の成り立ちから現在にいたるまで、少し紐解いてみましょう。


紀元前からある歴史
ブータンには約4000年前から人が住んでいたと言われています。しかし、19~20世紀に起きた自然災害等により多くの文献が失われたため、建国初期の歴史については伝説・民話・神話に頼るところが大きいとされています。文献が残っていないのは残念ですが、雷龍の国ブータンの発祥が伝説・民話・神話に因るのはとても神秘的で、ブータンらしいですね。

国王と歴史
ブータンといえば、現第5代ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。国民的人気を博し、親日派であることも知られていますね。現第5国王が人格者であることは、東日本大震災の半年後に来日した際の”こころの龍”のスピーチからも伺い知ることができますが、現代ブータンの発展に最も貢献したのは、前第4代ジグメ・シンゲ・ワンチュク国王だともいわれています。

ブータンは王国と称されるように、国王が絶大な権限を持つ国とも捉えられがちですが、国王の権力を徐々に縮小し、民主化を推し進めたのが、第4代ジグメ・シンゲ・ワンチュク国王です。立憲君主制へと移行を進め、またいまやブータンの肩書きとも言える「世界一幸せな国」も、第4代国王の時代に提唱された政策によるものです。ブータン現代化への礎を築いたといっても過言ではなく、現に国王を退任した今でも、国民の尊敬と信頼を集め続けています。

侵攻・攻撃と鎖国
ブータンは、1971年に国連加盟するまで鎖国政策をとっていました。これはブータンが山間にあり、数国と国境を接していたことと関係があります。実際に17世紀から隣国による侵攻・攻撃を何度も受けてきています。小国である自国を守るために鎖国せざるを得なかった歴史的背景がそこにはあったのです。

仏教
ブータンに仏教が伝来したのは、7~8世紀のことだとされています。
古代チベット王・ソンツェン・ガンポにより、キチュ・ラカン(パロにあるブータン最古の寺院)、ジャンパ・ラカン(ブムタンにある同じく最古とされる寺院)が7世紀に建立され、この地に仏教が根付く基礎となりました。今では観光地として、ブータンを訪れる際には外せないスポットとなっています。
そして、8世紀に入ると、パドマサンバヴァ(グル・リンポチェと同一人物)がチベット仏教をブータンに伝えたとされ、今でもパドマサンバヴァはブータン人にとって精神的な支えになっているといわれています。その後、現代に至るまで様々な宗派が伝来し、今でもブータン国内には大きく分けて3つの宗派の仏教が根付いているとも言われていますが、そのはじまりは上記のとおり7~8世紀までさかのぼることができます。

年表
小国でありながら仏教の精神を基に、国王を中心とした国造りで現代まで歴史を築き上げてきたブータンの歴史をまとめてみました。
現第5代ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王はまだ36歳ととても若く活力溢れる人物です。第5代国王の下、立憲君主制として歩み始めたブータンにこれからも目が離せません。


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