ブータンラボ

ブータンの女性が身にまとう民族衣装『キラ』にせまる!

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ブータン織物

旅のお楽しみのひとつ、それは現地の民族衣装を愛でること!試着したくなるような伝統的な衣装も多いですよね。今回は思わず目を奪われてしまうブータンの民族衣装に迫ります。ブータンの民族衣装は、男性用は「ゴ」、女性用は「キラ」と呼ばれ、国が日常着として公の場での着用を義務付けたことでも広く知られています。着用義務に反した場合には罰則規定も設けられているほど、国として民族衣装を重んじています。さてさて、そんなブータンの民族衣装。やっぱり気になるのは女性の着こなし。女性用「キラ」とはどんなものなのでしょう。



キラとは
女性用のキラは、大きく3つに分かれています。①スカート部分にあたる大きな一枚布でできた「キラ」、②キラの上に着用するいわばジャケットとなる「テェゴ」、そして③肌着の「ウォンジュ」。しかし、一般的にはこの3つをまとめて「キラ」と呼びます。そして、キラを彩る装飾品が、「ケラ」と呼ばれる腰帯と、キラを留めるブローチ「コマ」です。
観光でブータンを訪れた外国人が全てをそろえようと思うと、ちょっと大変…。でも大丈夫です!基本となるスカート部分の「キラ」と、ジャケット部分の「テェゴ」があれば、充分に着こなし可能です。ウォンジュは手持ちのシャツで、コマは安全ピンで代用もできます。
キラの着付けは言葉にすると簡単。肌着となるウォンジュを着たら、その上からスカート部分の一枚布キラを身体に巻きつけ、ブローチであるコマで留めます。そして、ジャケットであるテェゴを羽織ったら完成!でも、実際に着崩れないようにするのは大変。ブータンの女性は、時に口を使い、器用に手早く自身で着付けることができます。ブータンではキラの着用体験もできますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
写真はハーフキラを着た例です


キラのルール
日本でも着物を着用する際には着物と帯の色選びにこだわるように、キラでも色選びには絶対的なルールがあります。【テェゴ(上着)・ウォンジュ(肌着)の色は、キラ(スカート部分)の布に含まれている色であること!】。これがなかなか難しい。素人目には同じ色に見えても、ブータンの仕立て屋さんの厳しいお眼鏡にかかれば違う色とみなされる、なんてことも頻繁です。中には、「好みの色合いで売ってもらえない…」なんてことも。そんな時は”郷に入らば郷に入るの精神”で、仕立て屋さんに委ねてしまいましょう。

さいごに
ブータン人は着道楽として知られており、着るものについてはお金に糸目をつけないともいわれています。女性はキラ、男性はゴの着用が義務付けられているため、観光で訪れた外国人でも気軽にその文化に触れることができます。また外国人にも人気のブータンのお祭り「ツェチュ」ときには、それぞれ一張羅を身にまとうので、民族衣装もとても見ごたえがあり、色とりどりで美しく、思わず欲しくなってしまいます。また日本の民族衣装着物との類似点もあり、日本人にとっては着慣れてしまえば馴染み深いこと間違いありません。ブータンを訪れ、民族衣装を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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